高効率な塗床材が登場
大成建設は、8月8日、アイカ工業と共同で、従来の水性硬質ウレタン系塗床材と比べ、コンクリート床からはがれにくく、施工時間の短縮とコスト低減を実現した、高耐久性塗床材「T-Coat(R)Flex」を開発したことを発表した。
「T-Coat(R)Flex」の特徴
「T-Coat(R)Flex」は、塗床材の収縮応力を従来比約30%低減。熱水や洗浄剤を頻繁に使用する施設や工場等においても、コンクリート床から塗床材がはがれにくい。
また、塗床材の膜厚は、従来比2ミリメートル薄いものにした。しかし、同等の性能を確保するうえ、施工時間の約20%短縮、イニシャルコスト約10%削減にも貢献。
さらに、耐熱性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性などの点においても従来品と同等の性能を維持していることから、フォークリフトや無人搬送車等が頻繁に走行する搬出路にも適用可能だ。
過酷な条件下で威力を発揮
食品工場や医薬品工場などの塗床には、耐久性に優れた水性硬質ウレタン系塗床材が多く使用されているが、コンクリート床からはがれやすく、施工に時間がかかり、材料コストも高いといったデメリットも多く指摘されていた。
今後、両社は、過酷な条件の生産施設や工場に対し、この高効率な塗床材を積極的に提案し、適用拡大を進めていく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2016/
アイカ工業 ホームページ
http://www.aica.co.jp/