竹中工務店、「竹中脱炭素モデルタウン」の構築をスタート

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竹中工務店、「竹中脱炭素モデルタウン」の構築をスタート

2016年07月20日 11:45

最適なエネルギーモデルを構築

竹中工務店は、7月15日、最大級の脱炭素をめざす新しいまちづくりのモデル「竹中脱炭素モデルタウン」の構築に今夏から取り組むことを明らかにした。

また、2020年にかけて、順次構築し、実証を重ねていく考えであることも併せて発表した。

今回の実証では、新砂エリアの東京本店、東陽町インテスビル、TAK新砂ビルが対象。3棟のエネルギー需要から消費までをクラウド上で仮想的につなぎ、1棟として制御することで、ランニングコストを10~20%、CO2排出量を5~10%削減することができるようになるという。

具体的には、同社の電力需要の正確な予測、最適運転計画、リアルタイム制御機能を有するエネルギーマネジメントシステム「I.SEM(R)」を活用し、複数のエネルギーデバイスを統合制御することで、1つの発電所のように機能させる「VPP」を構築。

その後、TAK新砂ビルに新エネルギーを活用した高効率なエネルギーシステムを導入するほか、周辺建物を取り込み、複数建物を連結した効率的な熱融通を実施したうえ、VPPの対象建物を、遠隔地に建つ同社関連建物まで拡大していく予定である。

「ネガワット」取り引きに有効

今回実証する技術は、電力需給逼迫予想時に、需要家側で電力使用を変動(抑制)させて電力の需給バランスを保つことにより生まれた電力取り引き、すなわち「ネガワット」取り引きにも有効な手段。

同社では、今回構築する複数棟統合エネルギーマネジメントシステムを、今後、積極的に提案していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

竹中工務店 プレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2016/07/05/index.html

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