鹿島建設、トンネル工事の削孔作業に最新鋭の4ブームフルオートジャンボを導入

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鹿島建設、トンネル工事の削孔作業に最新鋭の4ブームフルオートジャンボを導入

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2016年06月14日 15:00

トンネル工事に新たな風
6月10日、鹿島建設は施工中の岩手県新区界トンネル工事において、日本初となる4ブームフルオートコンピュータジャンボ(アトラスコプコ社製XE4C)を導入。このトンネルは、5000メートル級の長大トンネルである。

同機のフルオート削孔機能は、4つのブームの削孔作業を専任オペレーター1名で行うことが可能で、最新鋭ドリフタ(削孔装置)との相乗効果により、削孔時間の短縮と余掘りの低減を図ることができた。
『山を読む』熟練作業員の減少
同機の開発背景には、昨今の熟練労働者不足がある。トンネル工事においても『山を読む』(山の地質状況を予測する)ことのできる熟練作業員の急速な減少が、年々深刻になっている。

そこで、削孔を省力化する目的でコンピュータを搭載したドリルジャンボが採用されることになった。従来型では、削孔の位置合わせには機械の設置座標と切羽面の座標を元に、作業員がブームを誘導する方式のため、作業員の熟練度に依存する部分が多く、操作も1ブームあたり1名の作業員を要する。

そのため今後、中央新幹線の建設工事に代表されるような山岳トンネルの長大化や、高速施工のニーズに対応できない。生産性向上には、切羽における装薬のための削孔時間の削減と、トンネル掘削断面の余掘り低減が最重要課題となっていた。
4ブームフルオートジャンボの力量
同機の導入のポイントは3つ。1.1ブームあたり1名必要な作業員が、4つのブームを1名の専任オペレータで操作することが可能なため、省力化と工事の効率化が図れる。2.コンピュータによるフルオート削孔で、作業員の熟練度に頼らない削孔作業を実現。

3.専任オペレータがフルオートジャンボの運転からメンテナンスまでを専門に行うため、マシン故障によるタイムロスの減少と生産性の向上に寄与。

また、フルオートジャンボは従来型に比べドリフタの削孔性能の向上により、純削孔速度が最大2倍。地山の硬さに応じ、自動で削孔速度を調整するため閉塞トラブルが発生しない。削孔時間の大幅な短縮と余掘りの40パーセント低減につながった。

今後の展開
同社は、現在施工中の新区界トンネル工事でさらなる高速掘進を図るべく、フルオート削孔による削孔時間の削減とサイクルタイムの短縮に取組む方針だ。また、余掘り低減により、引き続き施工の合理化を図っている。

今後、同社は熟練オペレータ不足への対応として、このフルオートジャンボ導入をスタートに、人工知能の活用による発破パターンの自動修正など、山岳トンネル掘削のICT施工・無人化施工の実現へと加速していく。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

鹿島建設 プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201606/9c1-j.htm

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