三菱地所、「大妻女子大学H棟」竣工へ

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三菱地所、「大妻女子大学H棟」竣工へ

2016年05月28日 06:00

31日付で竣工、引き渡し

三菱地所は25日、東京都千代田区の大妻女子大学で建設中であった「大妻女子大学H棟」が、今月31日付で竣工予定であることを明らかにした。建物は同日付で、学校法人大妻学院へ引き渡される。

グループの総合力で開発を推進

この「大妻女子大学H棟」の建設計画は、同校が2008年の創立100周年から進めている「千代田キャンパス再開発プロジェクト」の一環として進められていたもの。

総合ディベロッパーの三菱地所は2009年より「大妻学院本館」のプロジェクトマネジメントを支援しており、今回の校舎新築に当たってはまず同社が隣接するビルを購入。そのうえで校舎を新築して引き渡すという独自のスキームを考案した。

実際に工事を推進するに当たって、三菱地所は建築主と既存ビルのテナント移転業務を担当。三菱地所設計が設計管理業務、三菱地所レジデンスが事業協力、三菱地所リアルエステートサービスが計画地の不動産仲介業務、そして三菱地所コミュニティがアフターサービス業務をそれぞれ担当し、グループの総合力を生かした施設開発が進められた。

周辺との調和と、内面における工夫を追求

今回完成予定の「大妻女子大学H棟」は、敷地面積1,481.67平方メートル、延床面積6,000.81平方メートルで、地下2階、地上8階建て。施工は前田建設工業が担当した。

建物のデザイン面においては、周辺地域や既存校舎と溶け込むことを配慮したうえで、内と外の両面における温かみを追求。

また機能面では教室の窓から換気窓へ向かう自然換気システムや自然採光の積極的な採用、最先端教育を意識した情報処理設備の設置、さらには大地震を想定した重要度係数1.25を確保するなど、随所にポイントを盛り込んだ設計だ。

なお同校舎は今月31日に大妻学院に引き渡されたのち、今年9月より実際の使用が開始される計画となっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三菱地所 プレスリリース
http://www.mec.co.jp/j/news/archives/

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