三菱商事と千代田化工がポルトガルの風力発電事業に出資

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三菱商事と千代田化工がポルトガルの風力発電事業に出資

2015年11月18日 22:30

総事業費約160億円の洋上風力発電プロジェクト

三菱商事と千代田化工建設は11月17日、ポルトガル共和国における浮体式洋上風力発電事業に出資参画すると発表した。総事業費は約160億円。

現地子会社を通じてEDP Renewables社、Engie社、Repsol社と共同出資するもので、三菱商事と千代田化工の出資率は、いずれも20%となっている。

浮体には半潜水型の「WindFloat」を採用

プロジェクトではポルトガル共和国北部にあるViana do Castelo市の沖合20kmの大西洋上に、3機又は4機から構成される浮体式洋上風力発電設備を設置する。総出力は25MWで、稼働開始は2018年の予定。

今回の事業で採用される浮体「WindFloat」は、Principle Power Inc社が開発した半潜水型のもの。既に4年前からVestas社製タービンを搭載した実証機がポルトガル共和国で稼働しており、過酷な気象条件下でも安定的に稼働することが確認されている。

三菱商事は欧州における発電事業を積極的に展開していく方針で、現在、各国に保有する発電資産総量約500万kWを、2020年までに750万kWに拡大するとしている。

千代田化工建設も事業投資および再生可能エネルギー分野の強化・拡大を成長戦略に掲げており、今回の事業投資は、初めての海外向け電力事業投資案件となる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三菱商事株式会社、千代田化工建設株式会社のプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/28943.html

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