鹿島、日本の洋上風力発電に最適な海上作業構台を開発

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鹿島、日本の洋上風力発電に最適な海上作業構台を開発

2015年08月21日 00:15

基礎から風車組み立て、解体までをワンストップで

鹿島は8月19日、日本の洋上風力発電に最適な海上作業構台「Kプラットフォーム コンボ」および、これを利用した洋上風車組み立て工法を開発したと発表した。

「Kプラットフォーム コンボ」は、日本国内の洋上風力発電の計画地として想定される、港湾区域内での建設に最適な作業構台。基礎の構築から風車の組み立て、メンテナンス、最終段階における撤去作業までを、アタッチメントを取り換えるだけで対応できる低コストかつコンパクトな構造が特徴だ。

欧州とは一味違う、日本の風力発電を目指す

現在、風力発電の市場規模が拡大しているが、そのなかでも洋上での風力発電に注目が集まっている。

洋上風力が盛んな欧州では、一つの風力発電施設に設置される風車数が多いことに加え、港湾からはるかに離れた遠方に設置するため、多量の風車を積載して現場まで航行・設置できる大型のSEP(自己昇降式作業台船)が用いられている。

しかし現在の日本における風力発電施設開発計画では、陸から近い港湾区域内での建設計画が多く、大型のSEPは不要である。そこで低コストで導入できる、「Kプラットフォーム コンボ」が開発された。

「Kプラットフォーム コンボ」は風車だけでなく基礎も施工できることから、鹿島建設では今後はより効率的に基礎の施工と風車の組み立て作業が進められる工法の確立を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

鹿島建設株式会社のプレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201508/19c1-j.htm

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