戸田建設など、軟弱地山向け「フォアプレート工法」を開発

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戸田建設など、軟弱地山向け「フォアプレート工法」を開発

2016年12月16日 01:30

山岳トンネルの補助工法

戸田建設は12月12日、古河ロックドリルと共同で山岳トンネル工法の補助工法「フォアプレート工法」を開発したと発表した。

この工法は既存のドリルジャンボの削孔機構部に独自の改良を加えたもので、削孔水を使用することなくトンネル天端部に鉄矢木を打設する、機械式の鉄矢木打撃工法。

軟弱な地山区間でこの工法を採用すれば、削孔水によって地山の劣化や軟弱化させることなく、安全かつ優れた天端崩落防止対策が図れる。

削孔水を使わず地山の軟弱化を防止

軟弱地山に対する天端安定対策の補助工法としては、モルタル充填式のフォアポーリング工法が一般的だ。しかし、この工法では削孔水を使用するため、砂質土などの軟弱地山には適さない。

一方、鉄矢木による補助工法は切羽近くで人力にて打撃を行うため、労働負担が大きい上に災害発生リスクが高いという課題がある。

新開発の「フォアプレート工法」は、これらの課題を一挙に解決する工法として期待される。戸田建設では

安全かつ施工性に優れた本工法は、トンネル工事において施工機会の多い、坑口部や小土被り部等の軟弱な地山や強風化花崗岩(マサ)等の地山条件に適して
(プレスリリースより)

いるとして、今後はこの方法の採用を積極的に提案していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設株式会社のプレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2016/20161212.html

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