間接工事費とは、建築物としては残らないが、工事に必要な間接的な費用のことである。
工事をするために必要な準備作業のための費用や仮設物、会社の利益分など間接的な工事費用を計上する。公共工事でいうと「共通仮設費」、「現場管理費」、「一般管理費」などがあり、民間工事では「諸経費」がこれに当たる。「共通費」と呼ばれる場合もある。
間接工事費の対義語である「直接工事費」は、建物を作る、作業をする費用など直接的に必要な費用を計上する。
土の掘削や、生コンクリートを打設する(基礎に流す)などは直接工事費に該当する。
工事費は、間接工事費と直接工事費の合計で成り立っている。