アスファルト舗装とは

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アスファルト舗装

アスファルト舗装とは、道路の舗装時にアスファルト混合物を主原料に用いる舗装方法。車道・歩道を問わず、道路を作る際に用いられる。
舗装方法としてメジャーなものには、アスファルト舗装のほかに、セメントコンクリートを主原料に用いて舗装するコンクリート舗装がある。

アスファルト舗装の構成は、下から路盤(上層路盤、下層路盤)、基層、表層の順になっている。アスファルト混合物が使われるのは基層と表層の部分で、路盤部分は砕石やスラグ(製錬時に出る鉱石のくず)が敷き詰められている。

■長所
・敷設が容易である。
・車両走行時の走り心地が快適である。
・走行時の騒音や振動が小さい。

■短所
・耐摩擦性と耐久性が低く、敷設してから補修工事を必要とするまでが5~10年と短い。
・300度程度で揮発性を持つため、火災事故では規模を拡大させる原因となり得る。
・近年は原料価格の高騰に伴い、舗装単価も上がっている。

アスファルト舗装によく見られる損傷の種類
・轍掘れ(わだちぼれ)
タイヤの通過部分だけがくぼむ現象。

・ひび割れ
荷重負荷部分に生じる割れ目。放置すると拡大し、ポットホール舗装表面にできる丸い穴)の原因にもなる。

ポットホール
劣化が進行した舗装の表面がはがれ、丸い穴が開く現象。ひび割れや排水不良が原因で起きる。甌穴(おうけつ)、かめ穴ともいわれる。

・段差
地盤沈下や地震が原因で舗装表面に起きる、垂直方向のずれ。

上記のような損傷が起こった場合、応急修繕が必要なもの(ポットホールなど)には「パッチング(欠損部に補修材を流し込み、転圧するだけの処置)」が行われる。
損傷が激しいものに関しては、表層・基層を削って施工し直す「切削オーバーレイ舗装」や路盤を整えるところからやり直す「打換え」などが行われる。

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