塩素消毒とは

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塩素消毒

塩素消毒とは、安全性の高い水道水をつくるために下水処理場・浄水場で行われる、一般的な消毒法の一種である。

水の消毒に塩素が使われ始めたのは1902年のベルギーである。日本では1921年、東京・大阪から始まった。塩素消毒が行われるようになった結果、赤痢やコレラといった感染症に罹患する患者が激減した。

浄水場で塩素消毒が行われた水道水には、水道管を通り蛇口に到達するまでの間に細菌・ウイルスなどを繁殖させないために塩素を残留させることが水道法で定められている。この塩素は残留塩素と呼ばれ、消毒効果の強い「遊離残留塩素」と、遊離残留塩素よりも効果が弱い「結合残留塩素」の2種類がある。
水道法では「給水栓(蛇口)から出る水からは、遊離残留塩素が0.1mg/L以上検出されるよう塩素消毒を行うこと」と定められている。

残留塩素が多い水は「カルキ臭がする」といったデメリットが生じるが、「水を沸騰させる」「レモン汁を混ぜる」などの工夫により臭いを消すことができる。

塩素消毒の効果
・細菌の消毒
・赤や黒に着色された水の原因である鉄・マンガンや、アンモニアの、酸化による除去
塩素消毒だけではノロウイルスや結核菌といったウイルスに対する殺菌効果を得ることができないため、実際には紫外線消毒などとあわせて行われている。

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