紫外線消毒とは

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紫外線消毒

紫外線消毒とは、紫外線が持つ細胞を損傷させる作用を活用した、安全性の高い水をつくるために浄水場・下水処理場などで行われる消毒方法の一種である。
水道水の消毒には、主に塩素消毒が用いられる。しかし塩素消毒にはノロウイルスや結核菌、細菌の芽胞やクリプトスポリジウム(感染症を引き起こす原虫)への殺菌・消毒効果が弱いという短所があるため、各種ウイルスへの殺菌効果を補うために紫外線消毒が行われる。
紫外線が各種微生物やウイルスに含まれる核酸(DNA、RNA)に作用することで、ウイルスを死滅させることができる。紫外線を照射させるだけの消毒方法であるため「薬品が不要で、水中に残留物が残らない」「装置が比較的安い」といったメリットがある。ただ、光の照射による消毒方法のために効果が持続しないというデメリットもある。また、紫外線の特性上、透明度の低い水に対する効果が低く、消毒の必要性が高い濁った水にはあまり効果がない。そのため、紫外線消毒塩素消毒とあわせて行われることが多く、水道法では紫外線消毒後の塩素消毒が義務付けられている。

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