サブコンとは

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サブコン

サブコンとは、専門工事業者としてゼネコンの下請工事を行う建設業者です。土木・建築工事の一部を請負うため、Subcontractor(略してサブコン)と呼ばれます。

建設業の産業構造

建設業の産業構造は、ゼネコンを頂点とした重層下請け構造で成り立っています。
下請け構造は、建設工事の需要変動に対応して労働力を供給する仕組みとして始まりました。その後、下請け会社の技術力向上や施工機械の所有により、責任施工体制制を持つ専門工事会社へと変化してきました。建設工事の専門化・分業化が進み、単なる労務供給は、孫請けやさらにその下請けの役割となっています。
このように建設業界は、元請け企業だけで工事をするのではなく、工事の大部分を専門工事会社であるサブコンに依存しています。

ゼネコンとサブコンの関係

多くの元請けゼネコンは、信頼できる下請け業者を安定的に確保するために下請け協力会を組織してきました。下請け会社側は決まった協力会に加入している元請けから継続的に仕事を受けることができていましたから、現場ごとの収益で受注する・しないを判断するのではなく、時には厳しい予算でも元請け会社に協力することができました。
しかし、受注競争の激化により、元請けゼネコンサブコンとの取引関係は、専属的な関係から市場競争に基づくドライな関係へと大きく変化してきています。

元請け・下請け関係の変化

元請けからの度重なるコストタウン圧力や元請けゼネコンの経営不振から、下請け会社も特定の会社への依存度を下げたいと考えるようになり、下請け協力会の団結は崩れています。また、ゼネコン側も協力会以外に価格の安い業者がいれば、発注せざるを得なくなっています。
最近では、現場所長の権限が弱くなり、本社の購買部門が工事ごとに価格や技術力、品質、経営状況を評価して下請けを選定する方式に変わっています。
下請け会社は新規にゼネコンと取引関係を結ぶことが容易になりましたが、下請け間での競争が激化し、ダンピンク受注や指し値発注という弊害が現れてきています。元請けからの一方的な値引きがあったり、下請け孫請けになるほど契約がきちんとできていません。
そのような中で、ゼネコンは建設工事全体のマネジメントに集中するようになり、現場におけるサブコンの役割が重要になっています。
建設産業では下請け完成工事高の比率が約7割程度となっています。下請けとして工事に関わることの多いサブコンが建設工事の中核として、現場を支えていることがわかります。

サブコンの課題

専門工事業は、建設業の28業種の中で土木一式工事と建築一式工事を除いた工事を請け負う業種であり、主に下請けの役割を担ってきました。


本来の専門工事業という立場からすると、その職種の専門性により分業体制の一員として、元請けと対等なパートナーシップを結ぶべき業種です。しかし、元請けから仕事を請けるという弱い立場にあるため、
①本来は元請けが負うべき責任を押し付けられることがある、
②受注が元請けの意向に左右されるため、計画的な人材育成が難しい、
元請けの経営状態によって手形期間が長期化する、
などの問題に悩まされています。
サブコンの重要性が高まり、プロジェクトごとに元請けと下請けがパートナーを組む時代になってきましたが、下請けであるための立場の弱さはまだまだ続きそうです。

これからのサブコン

これまで、多くのサブコンは、建設業の競争環境が比較的緩やかだったこともあり、分化された業種の枠内にとどまり、元請けからの仕事を待つだけで、積極的にビジネスチャンスをつかもうという動きは活発ではありませんでした。また、重層下請け構造のため、専門工事業者と施主との関係は遠く、実際に現場で仕事をする立場からは顧客が見えにくくなっていました。
しかし、これからのサブコンは、下請けとして仕事を請けるだけでなく、専門技術にプラスして管理能力を身に付け、積極的にビジネスチャンスを広げることが求められてきます。なぜなら、価格透明性の向い分離発注方式に自ら取り組む施主が増えてきているからです。
入札においても、特に専門工事業の施工内容が重要な工事では、サブコンの技術力を適切に評価したり、サブコンの見積を考慮するような選定方式にすることが必要だと考えられます。

用語解説

分離発注方式
建築主が、複数の専門工事業者に直に工事を発注する方法です。
以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
・建築にかかる費用が明瞭になる
・建築主が専門工事業者と直接打ち合わせができるため希望が反映されやすい
【デメリット】
・建築主は個々の専門工事業者を管理するため、専門知識や管理能力が必要になる
・一括発注では請負責任が明確であるが、分離発注では、責任が複数の専門工事業者に分散される
・契約先が複数あるので、工事契約や工事費の支払いや煩雑になる

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